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【漫画】『僕のヒーローアカデミア』描かれるのは正義だけじゃない

どうも!『僕のヒーローアカデミア』ではオーバーホールが一番好き!コスプレイヤーの綴喜明日香です!

 

今回はこの『僕のヒーローアカデミア』という漫画についてご紹介とレビューをしたいと思います。

 

 

 

はじめに

レビューとして点数化していきます。

評価基準は下記とします。

  • おもしろさ
  • 難しさ
  • おすすめ度

星5つで評価します。星3つの場合は★★★☆☆と記載します。

 

 

評価

  • おもしろさ:★★★☆☆
  • 難しさ  :★☆☆☆☆
  • おすすめ度:★★★☆☆

週刊少年ジャンプで連載している作品なので、子供から大人まで楽しめる、比較的易しいストーリー設定とキャラクターになっています。

ジャンプらしい主人公の成長物なので、王道的な面白さがありますし、独特の世界観ながら現代世界とそこまでかけ離れていないので、自己投影しながらのめりこめます。

 

読んでほしい人

  • 主人公の成長物語が好きな人
  • アメコミヒーローものが好きな人
  • TIGER&BUNNY』が好きな人

 

あらすじ

多くの人が『個性』と呼ばれる特殊能力を持つ世界。その個性を活かして人々を助ける『ヒーロー』という職業が確立し、多くの少年少女たちの憧れとなっていた。

主人公、緑谷出久(みどりや いずく)少年は、個性を持っていないながらヒーローに憧れ、ヒーロー養成のために設立された、雄英高校のヒーロー科の受験を目指していた。しかし『個性』がないために幼馴染にも夢を馬鹿にされる日々。

そんな少年がある事件をきっかけにNo.1ヒーロー、オールマイトに救われて…。

出久くんを中心にした、ヒーローを目指す少年少女たちの成長冒険漫画。

 

 

見どころ

出久くんの成長

主人公出久くんは、幼いころに個性が発動しないことを知り、一度は絶望します。しかし夢を諦めず、自分なりに現役ヒーローたちの研究をしてみたり、雄英高校へ進学するため勉強にいそしんだりする努力家です。そんな出久くんが、憧れのヒーロー、オールマイトに認められた瞬間から、さらなる努力と成長が始まります。

ジャンプの王道、主人公の成長ものが好きな方には、読み応えがあり、感情が高まる部分だと思います。私自身も出久くんの頑張る姿、成長していく姿が大好きです。

 

『個性』の多様性

一言で『個性』と言っても、様々な能力があります。透明になれる人、頭が人外の人、重力を操れる人、炎を操れる人…。

その能力の見せ方もバラエティーに富んでいて、次は何が来るかとワクワクしながら見ることができます。さらに、個性と個性を合わせることで使い方が多岐にわたってくるので、展開が予測不可能!楽しいです。

 

敵の背景

ヒーローがいるからには敵(ヴィラン)がいます。

彼らはヒーローと戦いますが、最近の作品によくあるような「自分なりの正義があるからヒーローと敵対している」敵だけではありません。「気に食わないから」「何がヒーローだよ。偉ぶんな」「面白いから」といったような、人間だれしもが持っているような純粋な感情で動いていたりします。そういった単純なようで単純ではない彼らの存在や、彼らの戦う意味がとても興味深く、ヒーロー陣営と対比して描かれています。

 

 

オーバーホールについて語りたい(ネタバレ注意)

最初に主張したように、私自身はオーバーホール贔屓です!

ここからは蛇足となりますが、この場を借りてオーバーホールというキャラクターを掘り下げます。

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オーバーホールとは…

死穢八斎會(しえはっさいかい)という極道の一派の若頭。本名は治崎廻(ちさき かい)。

手で触れたものを分解・修理する個性を持ち、分解したものを再構築し直すことも可能です。極度の潔癖症で、他人に触れられると蕁麻疹が出ます。常にペストマスクをつけているのが特徴で、他人を駒としか考えていない節があります。

 

彼の過去

己の個性を「病気」と捉え、毛嫌いしていた彼。死穢八斎會の組長に拾われた恩義に報いようと考えます。しかし、時勢はヒーロー一色。昔気質のヤクザ者の居場所は既にありませんでした。そんな状況を変え、『極道が再び過去の威光を取り戻すこと』こそが組長への恩返しになると信じ、そのために必死に努力し、メキメキと頭角を表わします。その結果手段を択ばなくなってきたため、組長自身ともぶつかることになるのですが、彼の信念は揺らぎませんでした。組長が体調を崩し、意識不明となったとき、彼はいよいよ目的のために本腰を入れて動き出します。

 

彼が孕んだ矛盾

組長への恩義を感じ、報いること。それ自体は昔からある極道の生き方そのものですが、彼は極道にある「義理人情」というものを理解しきれませんでした。人間として必要な部分が育たないまま自分なりの目的を持ち、大人になってしまったのです。だからこそ彼は報いるべき組長と敵対してしまったし、極道の再建を目指しているにもかかわらず、自身が最も極道から逸れてしまったのです。

 

戦いの末

死柄木弔(しがらき とむら)率いるヴィラン連合と一時的に手を組み、計画を遂行しようとするオーバーホールでしたが、ヴィラン連合の裏切りやヒーロー、ヒーロー候補生の出久くんたちの活躍により、最終的には敗北し、お縄となります。

収容のため連行される途中、死柄木が現れ、彼の手首から先を切り落とします…。

これによって彼は手だけでなく『個性』を失ってしまうのです。

組長への恩義も返せず、組は解体され、さらに個性まで失う…。

彼の絶望を考えるだけで涙が出てきます…。

 

 

まとめ

僕のヒーローアカデミア』はいいぞ。

オーバーホールは、いいぞ!!

 

単に好きなものを語りたいだけになってしまいましたが、ぜひとも読んでほしいです…。

アニメもありますので、サクサクっと楽しみたい方はアニメもぜひ!

 

 

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