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【映画】『バケモノの子』を今更観てみたらめちゃめちゃぐっと来た

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どうも!『おおかみこどもの雨と雪』から細田守作品大好きな綴喜明日香です!

実はずっと観たくて観ていなかった『バケモノの子』をようやく見ました…。

色々と思うところが多かったので、さっそく書いてみることにします。

 

 

 

 

はじめに

レビューとして点数化してみたいと思います。

評価基準は下記とします。

  • おもしろさ
  • 難しさ
  • おすすめ度
  • 推奨環境
  • 推奨視聴人数

最初の3点は星5つで評価します。星3つの場合は★★★☆☆と記載します。

あとの2点は文字で書き起こします。

 

あらすじ

母親を亡くした9歳の少年、蓮は、家出中、渋谷の街中からふとバケモノの世界へ迷い込んでしまいます。熊徹という熊のバケモノに見初められた蓮は、九太という名をつけられ、弟子として彼と共に過ごすことになります。

熊徹の真似をしながら戦う術を学び、成長していく九太。17歳になったとき、不意に再び人間界へと迷い込む形で戻り、楓という少女と出会います。

人間の知識を欲し、みるみる吸収していく彼は、いままで以上に熊徹とぶつかることとなり…。

 

評価

  • おもしろさ :★★★★★
  • 難しさ   :★★☆☆☆
  • おすすめ度 :★★★★★
  • 推奨環境  :自宅・映画館
  • 推奨視聴人数:複数人

さすが細田監督。表現やキャラクターがとにかく魅力的です。

動きも劇場版用に作られているため見ごたえがあります。可能なら映画館で観たかった…!

何人かで一緒に見に行って、行った後にどのシーンがよかった~と語り合うことでより一層楽しめるのではないでしょうか。

 

 

全体の感想

とっても素晴らしかったです!私、九太のコスプレしたい!

コスプレして表現したくなるほどの世界観と表現力、魅力がありました。さすがの一言です。とにかく世界観の作りこみや、細かいキャラクターの作りこみが秀逸です。キャラクターの感情表現もですね。特に九太に関しては、もう執念といえるほど感情表現に懸けているような感じがしました。

あの世界観を表現するのは難しそうだな~だからこそやりたいな~!!!(結局コスプレに帰ってくる)

 

 

細かい感想(ネタバレ注意)

少年の表現力の豊かさ

細田監督といえばショタ!とよく言われますが、幼いころの九太の動き、表情、感情表現が本当に生き生きとしています。監督の得意ジャンルであり、まあ言ってみれば性癖のようなものなんだろうなぁと…。

熊徹の動きをまねるしぐさ、顔を赤くする様子など、あからさまに外に気持ちが出てきてしまうあの年代の少年特有の表現が見事です。

一方大きくなった九太はどこか表情が読み取りにくく不器用に描かれています。そこもまたポイントで、自分の気持ちを持て余した少年から青年へ移り変わる年代をうまくとらえていると感じました。

 

キャラクター設定の秀逸さ

多くのバケモノが登場しますが、それぞれの特徴が出ています。猿、豚、猪、兎…モデルの動物はすぐにわかりますが、こうもうまく表情や性格を表現するとは…といった感覚です。声優さんたちの力もあってのことだと思います。とにかくみんな声がぴったり!よくぞ決めて下すった!といった感じです。

よくよくみると群衆のバケモノにも一つ一つ個性があるのが驚きです。やっぱり大画面で見たかった…。

 

父親と子

九太は母親が父親と離婚し、母と二人暮らしをしている最中、母を事故で亡くしてしまいます。父というものは幼いころの記憶のみ。そんな九太が熊徹と出会い、ふれあい、親をまねる子供のように真似をして大きくなっていく。無意識のうちにいつの間にか熊徹を父親のように感じていたのだと思います。

本当の父と再会した後素直に喜べず、もやもやとした気持ちになってしまったのも、気付かぬうちに二人の父親となったことに戸惑ってのことだったのではないかと感じました。突然父親が二人になったらそりゃ混乱しますよね。

父親の夕飯の誘いを断った九太の気持ちを思うと私まで胸がざわざわしました。

 

熊徹の行方

最後、熊徹は太刀の付喪神へと転生し、九太の心の中の剣になりました。

ここがなんともふんわりとした表現というか、イメージとしての表現というか…掴みにくいところですよね…。死んでしまったわけではないのです。転生ですから、生まれ変わっているんですよね。そして九太の中へ入る。

九太の中で心の父親として生き続ける…という解釈で合っているのか、未だに自分でも疑問です。誰か正解を教えてほしい…。

 

九太の未来

ラストシーンで、九太はバケモノの世界で祝われています。何を祝われていたのかよくわからなかったのですが…闇を退けたこと?楓も招待されていたことから、今後も人間世界とバケモノ世界を行き来することがあるのだと思われます。ただ、本当の父親と人間世界で暮らし、大学受験を目指すようなので、これからの九太と楓の行く末が気になります。

 

いかがでしたでしょうか。

思うままつらつら書いてみましたが、皆さんもぜひぜひ『バケモノの子』、観てみてください!

 

以上!

 

 

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