どうも!小中高と音楽部三昧だった綴喜明日香です!
Twitterで中学校時代の話になったので、今回は中学時代を思い出して書いてみたいと思います。
いきなりの挫折
うちの中学校、部活強制なんです。今も結構そういう学校多いと思います。
小学校から吹奏楽部だった私。吹奏楽部に入るかと思いきや、ソフトボール部に入りました!
いやぁ吹奏楽部めっちゃ強くてきっついことで有名だったので、いわゆる逃げだったんですが、インドア派で音楽大好き人間な私にソフトボールは明らかに合わなかった!!
泣きながら担任に相談し、吹奏楽部の顧問のY先生に相談し、なんとか異例の部活変え。同じマンションに住むソフトボール部の先輩にも泣きながら謝りに行きました…。「こんなやつ初めてだ」ってみんなに言われました…その節は誠にお手数をおかけしました…えへへ…。
まさかのトロンボーン配属
小学校時代、コルネット(トランペットの小さいやつと思っていただければ…)を担当していた私。吹奏楽部に入ったら、もちろんトランペットがやれると思っていました。が、人生そう甘くはない…。
トランペットですよ皆さん。花形も花形。金管のトップヒーロー。みんなのアイドルトランペット!!
強豪校のうちでももちろん大人気でして。4月の段階でもう定員オーバーでした。私は後から来たぽっと出野郎。まぁ無理ですよね!!配属先はトロンボーン!!なんかようわからん伸びるやつやで!!!
Y先生に「トロンボーンで」と言われたのが自業自得ながら悔しくて悲しくて、泣きながら帰りました…やーいまた泣いてやんの!やーい…
吹奏楽部=筋トレ部
さぁ始まりました恐怖の吹奏楽部入部です!ではここで朝練のスケジュールを見てみましょう!
06:55 正門前に整列し、ソフト部と並んでスタートダッシュの用意
07:00 チャイムと共にダッシュしながら制服を脱ぎ捨てていく
07:05 体操服で音楽室に整列。返事練習(←)と点呼
07:10 校門へダッシュ。縄跳びまたは馬飛び
07:15 校外マラソン1.2km
07:20 腹筋30回2セット、背筋30回2セット、複式練習、足上げ腹筋20回
07:40 ストレッチ後、歌の練習
07:55 着替えて教室へ
怒涛。
いやもうほんと最初楽器持たせてもらえないですから。筋トレ、筋トレ、筋トレ。
しばらく筋肉痛で、椅子から立ち上がるのも、椅子に座るのも悲鳴もの。体中バッキバキ。朝早い上に超運動してるから授業中は眠い。でも寝れない。めちゃめちゃしんどかったです。
「もう一回中学校から人生やり直せるよ!」と言われたら絶対に嫌。
せめて高校からにしてくれ。
恋人はバストロンボーン
1年の最初はコンクールメンバーに選ばれませんでした。そりゃトロンボーン初心者ですもの当然ですわ。
しかし、私の音を聴いてY先生やOB・OGの先輩方は何かを感じたんですね。バストロンボーンを練習するように指令が下りました。
うちの部では、トロンボーンといえばテナーバストロンボーンのことだったのですが、それよりも少し大きく、低音域に特化したトロンボーンがバストロンボーンです。
これが私の運命の出会いとなりました…。
ぴかぴかのボディ。二つもついたロータリー(ボタンのようなパーツ)、一回り大きなベル(ラッパ部分)、なにより深くて味わいのある音…!!!
恋に落ちました。私の彼氏です!!!
もうその時からはつかず離れず…ことあるごとに持って帰ってお手入れしていました…さすがに某先輩のように一緒にお風呂には入りませんでしたが、抱いて寝たいくらいの心境。私と彼は一心同体…。
当時見事に中二病を患っていた私は、彼に「ルルーシュ」と名前を付け、「ルル」と呼んでいました。愛してるよルル…。
全国大会出場への道
中学二年生の頃、チャンスが巡ってきました。
その代の3年生たちは実力派揃いで、今年はいけるかもしれない…とにわかにOB・OGの先輩が噂していたらしいです。練習にも力が入っていました。
初めて夏のコンクールメンバーに選ばれた私は、選抜メンバーの練習の恐ろしさを目の当たりにしました。
狭い音楽室に敷き詰められる毛布。机といすで組まれた急ごしらえのひな壇。冷房はなく、気休めのように回される扇風機。突き刺さる諸先生方とOB・OGの先輩方の視線…。
ここは地獄かなにかか????
まず、灼熱です。狭い教室内に50~60人ほどの人間がぎゅうぎゅうに詰め込まれたうえ、毛布が敷かれているので、熱の逃げ場がない。ちなみにこの毛布は音を吸収する役割を果たしており、広いホールでも大音量で吹けるようになるための代物でした。
次に、尻が痛い。トロンボーン、トランペットはひな壇の上段に座らされるんですが、机でできたひな壇です。そこにひどいときは5時間も座りっぱなし。尻の形変わるわ。
最後に、死ぬほど眠い。熱気にやられると眠くなるんですね…。クラシックをやっていた方は経験されているかと思うんですが、どんな曲も大体中間部は木管楽器がメインのおとなしい旋律になるんですよね。金管ひたすら暇。超絶暇。2時間吹かず仕舞いとかザラ。
そんな三重苦の中で、朝8時から夕方5時まで、夏休み返上で練習してました。よくできてたな自分。超褒めてあげたい。帰ってからぐったり死んでた。
それでもそんな困難を乗り越えて上った全国大会のステージ。ぴかぴか光る普門館の床は特別でした。吹奏楽の甲子園、普門館…。
Y先生の指揮を一瞬たりとも見逃すまいと凝視したあの時間、みんなの音が重なったときの何とも言えない高揚感、呼吸も忘れて聴き入った、最後の鐘の音…。
全部がきらきら輝いた思い出になって、私の胸の中に大事にしまわれています。あの瞬間は一生忘れない。
総括
中学校生活=吹奏楽でした!
いやぁクラスでの出来事とか、黒歴史の量産とかいろいろあったはずなんですが、全部根底が吹奏楽でして…。だめだこりゃ。
今となっては、また演奏したくてたまらなくなっています。あの頃の感動をもう一度…。とにかくお給料を貯めて、バストロンボーンを買いたいです。50万円だそうです。天は優しくない。
いつか、「ローマの噴水吹こうぜ!!!」と言ったときに、集まってくれる人がいれば最高に幸せです。
思い出話は以上。
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