どうも!高校時代は保健室の常連だった、綴喜明日香です!!
今ではすっかり笑い話というか、思い出話なんですが、高校時代、いやそれ以前から、「過敏性腸症候群」という症状に悩まされていました。
今も悩んでいる人、過去に悩んでいた人もいらっしゃるかもしれません。なんとか心の持ちようで回復するものなんですが、これがまた難しい…。
とりあえずは、一段落した私の例を見ていただいて、「こんな病気もあるんだ!」「私でもなんとかなるのか!」と思ってもらえたら嬉しいな〜と思いまして、今回書いてみることにしました。
※お医者様が書いた文章ではないので、とにかく一つの例として捉えてください。専門性はありません。
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群とは、緊張などによってお腹の具合が悪くなる病気です。下痢や便秘など、ひとによって症状の出方は変わりますが、自分でコントロールできないために、電車の中や車の中、取引先との商談中など、すぐにトイレに行けない状態になると不安感を伴ったり、腹痛を発症したりします。
私の症例
発症
中3の受験期に発症しました。
教室にいると何となくお腹が痛くてトイレに行きたい。でも別にトイレに行っても何ともない、なんて状況が続きました。
その時は部活動の引退と重なっていたので、「部活を引退したことによる生活のリズムの変化が原因なのではないか?」と言われたのですが、詳しい原因はよくわからず…。
とりあえず受験はスムーズに進み、高校へ進学しました。
重症化
ところが、高校へ進学してからが本番でした。
毎朝電車に乗るとお腹がとにかく痛くなる。たった10分のあいだなのに!学校の最寄りに着いてからトイレに行っても、学校までの道のりでまた痛くなる。そのまま保健室ルートです。授業中も痛くなる時があり、発症すると保健室ーと言った感じでした。
ひどい時には、学校の最寄りに着くまではなんとかなっても、心拍数の上昇と冷や汗、耐えきれない腹痛に、そのままUターンして家へ帰ってしまったこともありました。不思議なことに帰りの電車は痛みがすっと無くなるんです。
クラスメイトとの仲はよく、嫌な授業といえば体育のマラソン程度だったので、一体何がストレスだったのか未だによくわかりません。
とにかく症状が酷かったので、保健室に行っては湯たんぽを貰って、湯たんぽを抱えながら授業を受けていました。
受験の時期になり、いよいよ病気だなんて言っていられなくなりました。
試験が始まれば教室は抜けられないし、大学まで受けに行くとなるとかなりの距離を電車で、しかも1人で移動しなければなりません。
もう、ヒートテック腹巻に貼るホッカイロ常備でした。とにかくお腹を冷やさない戦法。
まぁ結果は志望校を落ちて浪人したのですが、なんとか受験期自体は乗り越えました。
回復
何がきっかけだったのか、予備校に入ってからすっかりよくなりました。
というのも、地元の予備校だったので電車に乗る必要はなく、予備校と言っても学校のように朝から晩までカリキュラムが決まっているわけではないので、わりかし自由だったのです。
体調が悪くて欠席してもまぁ自己責任。誰に怒られる訳でもない。
そこで気がついたんです。
「もしかして私、トイレに行くことで叱られるのが怖くて、お腹痛くなってた??」
なんていうチキンでしょうか…いやまぁでも思い返してみると、毎回痛くなるのは遅刻の恐怖に駆られる登校時、途中で抜けられない授業時でした。やっぱり怒られるのがいやだったんじゃないか!?
大学に入って、すべての授業が自己責任となってから、すっかり症状は良くなりました。
朝の投稿時間ははるかに長くなり、電車に乗っている時間も長いですが、「どうせお腹が痛くなったら途中駅で降りればいいや〜。遅刻しても20分までは出席にはいるし〜」というゆるい気持ちでいられたおかげでだいぶ発症しなくなりました。
授業も90分間と長いですが、途中で誰が抜けようが先生方はお構い無し。テストで点数さえ取れればいいんです。
なんて気楽な大学生活!みるみるよくなりました!
過敏性腸症候群で悩んでいる人へ
環境を省みてみてください。
もし、「ここにいなきゃ!」「こうしなきゃ!」と縛り付けられるような環境にいるようなら、抜け出してみるのも手です。
そうやって私は生き延びましたから。