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学童の連絡帳から母の愛を感じた

どうも!昔っから家族大好き人間、綴喜明日香です!

 

ゴールデンウィーク終わっちゃいましたね…。

みなさん現実世界に無事に帰ってこられましたか?

ゴールデンウィーク中、私がしたことと言えば、検定試験、映画のエキストラ、ピアノの発表会、仕事、田舎への帰省、仕事……あれ?意外と満喫してるな?

 

田舎への帰省中、大掃除をしました。

田舎に持って行ってあった保育園児だった頃からの私と弟の作品群の整理整頓です。

保育園で描いた家族の似顔絵、学童保育で作ったクリスマスのリース、小学校で作った謎の犬のおまわりさんのお面(これが意外と出来がよかった)、中学校の頃の部活ノートと譜面、高校の頃に部活で書いていた小説集…。

 

そんな中に、母親と学童保育の先生が交わしていた連絡帳が残されていました。

当時の記憶はもう曖昧です。なんと言っても10年以上昔の話ですから。

しかし、今回見つけた連絡帳を見ていると、当時の記憶がまた蘇ってきました……。

 

今回はその頃の思い出をつらつら書いていきたいと思います。

 

 

病弱だった私

病弱…とはまた違うかもしれないのですが。

割と新しい環境に飛び込むとストレスで体調をぶっ壊す人間です。

それは幼い頃も同じだったようで、連絡帳にはこんなようなことが書いてありました。

 

母「いよいよ学童保育が始まります。前日から明日香は楽しみなようで、テンションが上がっています。先生方、どうぞよろしくお願いします。」

 

先生「楽しい学童生活になれるように私たちも精一杯やっていきます。お友達ととっても楽しそうにお外で遊んでいました。」

 

2日後

 

先生「今日は途中から目がとろんとしてきたので、熱を測ってみたところ37℃ありましたので、お部屋で横になっていました。」

 

体調崩すの早すぎでは????

たったの2日だぞ???

 

本人は友達と会えるし、遊べるし、おやつも出る学童生活はめちゃくちゃ楽しかったんですが、知らないうちにストレスをためて、精神は元気なのに身体がぶっ倒れるんです。

こんなことが長期休み明け、学年を上がるタイミング、習い事をはじめたときなどなど、節目節目で起こります。なんて育てにくい子供なんだお前は!!

 

今思い返すと、たしかに保育ルームの隅っこでバスタオルにくるまって、氷枕を頭に寝ていた記憶が確かにあります。こんなに頻度が高かったとは思わなかった。

 

 

活字中毒極まれり

保育園児の頃、母は保育園の先生に言われたそうです。

「明日香ちゃんは何度も何度もご本を読んでって言ってくるんです〜」

先生方も辟易していた様子。それだけ本が好きでした。

 

さて、学童保育の連絡帳になんとあったか。

 

母「学童には今まで読んだことのない本がたくさんあると喜んで教えてくれました。」

 

先生「学童にもたくさん本が揃えてありますので、楽しく読んでくれると嬉しいです。」

 

2週間後

 

先生「学童の本は読み尽くしてしまったようで、図書室から借りた本を嬉しそうに見せてくれました。」

 

早くね!!!????

 

置いてあった本は確か、『かいけつゾロリ』シリーズや『鍵ばあさん』シリーズ、『こまったさん』や『わかったさん』でした。いわゆる小学校低学年向けの本ですね。

しかし、活字中毒者はこれじゃ物足りなかったみたいです。

 

その先の連絡帳を見ていると、『ハリー・ポッター』を持参するようになっていました。

確かに四六時中読んでいたせいで担任の先生に「綴喜さん!いい加減にお友達と遊びなさい!」なんて言われた記憶もあります。

 

楽しみだった手作りおやつ

学童では必ずおやつの時間がありました。4時くらいだったかな?

大体は先生方が保護者から集めたお金から駄菓子をまとめ買いして配給する形だったんですが、月に1回ほど手作りおやつの時がありました。

ホットケーキの基をみんなでかき混ぜたものを先生が焼いてくれたり、きな粉飴をみんなでこねたり…といった簡単なものでしたが、ひと手間加えるのがめちゃめちゃ楽しかったんです。

そんな話を母親に嬉しそうに話していたみたいなのですが、いかんせん小学校低学年の語彙力なんてたかが知れています。

 

母「昨日、明日香が大喜びで手作りおやつだったと教えてくれました。とってもいい試みだと思うのですが、明日香の話が要領を得ず…どんな内容だったのか教えていただけませんか?」

 

なんて書いてありました。ごめんねお母さん。

先生たちもとっても趣向を凝らしてくれていたようです。

 

学童対抗運動会

年に一回、他の地域の小学校の学童の子たちと対抗で運動会がありました。

土日開催とはいえ、共働きのおうちが多い学童の子たち。うちの両親も来られなかったことがあり、その時は連絡帳での報告でした。

 

先生「明日香ちゃんは縄跳びに一生懸命参加してくれました。また、リレーでも大活躍で、Aちゃん(幼馴染)と一緒に頑張って走ってくれました。お弁当も完食でしたよ」

 

母「先日は両親ともに出席できずにすみませんでした。明日香からもとても楽しかったと聞きました。ありがとうございました。」

 

なんとなーく覚えています。

もくもくと縄跳び練習をしたこと、当日めちゃめちゃ頑張ったこと、当時は運動神経がいい方だったので、幼馴染といっしょにリレーの選手に選ばれたこと。

この連絡帳がなければ忘れてしまっていました。

 

不審者出現事件

これについては、機会があれば別の記事に詳しく書きたいと思うのですが…。

私、一度学童保育の時間にロリコンに誘拐されかけた?ことがありまして。

その事件の内容自体はショックすぎていまでもまざまざと覚えているのですが、その時母がどのように私を守るために動いてくれたのかは把握していませんでした。

その内容が、連絡帳にありました。

 

母「先日の件については私の方からも他の保護者の皆さんに注意喚起をさせていただいたうえで、今後どのように子供たちを守っていくか一緒に考えていきたいと思いますので、先生方にはお手数ですが、懇談会の機会をいただけないでしょうか。」

 

先生「先日は私どもの目が行き届かず誠に申し訳ありませんでした。犯人は私どもの方でも目撃しており、解決のために証言が必要とのことでしたらお声掛けください。また、懇談会の件も承知いたしました。」

 

そんなやりとりから、懇談会があったようです。

そしてその後、母は私たち子供を守るため、学童の保護者会会長になりました。

 

連絡帳を見つけたついでにその当時のことを母に聞いてみたところ、

「お前を守るために必死だったから、懇談会のときもバンバン指揮って発言しちゃったから、後に引けなくなって、それなら一年しっかり守ってやるって気持ちだった」

などと申しておりまして。頼もしすぎるよ母ちゃん!!!

 

母の愛は深かった

そんなこんなでいろいろと書いてあった連絡帳でした。

母の言葉の端々に私を思う気持ちが込められていて、不覚にも泣きかけました。とくに不審者出没の際はこんなにも動いてくれていたのかと…。

 

あのころと比べて成長したはずの私ですが、まだまだ母に甘えているところも多いと感じています。

少しずつ返していかなきゃ、親孝行していかなきゃ、と思った次第です。

 

みなさんも昔の物をひっくり返してみたら、知らなかった愛情に出会えるかもしれませんよ!

 

 

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