どうも!好きなことを好きなだけやっているコスプレイヤー兼メイクアップアーティスト、綴喜明日香です。
いつのまにやらコスプレ歴7年になった私、いろいろな経験を経てきました。
過去にはこの記事を読んでいるあなたのように「コスプレがしたいけど勇気がない……」なんて時期も。
そこで今回は、「コスプレしたいけど勇気が出ない」そんなあなたの背中を押したいと思います。
コスプレへの憧れ
実は私、息をするようにするっとオタクの道に入ってきた人間です。
叔母が大の漫画好きで、母の実家には大量の昭和の少女漫画がありました。
それを片っ端から吸収してきた女の子がオタクにならないわけがないんです。
案の定見事に染まりきり、『カードキャプターさくら』にハマった私は、「小学校に上がったらローラーブレードで小学校に通えるんだ!」「いつかケロちゃんが迎えに来るんだ!」と信じていました……。
もちろんケロちゃんは迎えに来なかったし、小学校は私服で徒歩でした。黄色い帽子のダサいことといったら!!
その頃から「変身」に対する憧れはあったし、「選ばれた何か」になりたい願望が爆発していたんです。
中学校に上がった頃、オタク友達がコミックマーケット、いわゆるコミケに行き始めました。
私も行きたかったけれど、そもそも電車に乗ること自体が大冒険だったのでそんな勇気はなく…。
友人たちが「綾波レイのコスプレイヤーさんがいてね!」「雲雀さんのコスプレイヤーさんがめちゃめちゃかっこよかったんだよ!」なんて楽しそうに話すのをひたすら羨ましく思っていました。
まずは「コスプレイヤーさんを生で見たい!」という願望が強かったですね。
高校生にもなるとオタクたちの熱狂度というか、アグレッシブさがすごくて。
コミケにいく友人もいましたし、実際コスプレをしている友人もいました。
ただ、勇気がなかったんです。
漠然とやりたい気持ちはありました。
でも、衣装の買い方を調べたり、ウィッグの準備をしたり、メイクを研究したりはしませんでした……。
黒歴史な初コスのお話
高校3年生の頃、文化祭で客引き担当になりました。
他のクラスが仮装をしたり、大きな看板を用意したりする中、色々と考えて「コスプレで客引きをしよう!」という発想に至ったんです。
幸いなことにコスプレイヤーな友人が同じクラスにいたので、彼女にウィッグと衣装を一式借りました。
これが私の初コスでした。今思えば本当に黒歴史!!!
化粧なんてしたことのない地味で真面目(?)な女子高生だったので、母親に当日の朝濃いメイクをしてもらいました。
肌の色に合わないパウダーファンデーション、茶色のアイシャドウで目の周りはまっ茶色、チークをこれでもかと入れた赤いほっぺ、真っ赤な唇、整えたことの無いぼさぼさ眉毛…。
うちの母は『ヘタリア』なんて知りませんでしたから、とりあえずできる限りの濃いメイクを施してくれたわけです。
鏡を見てびっくり!なんだこのオカメのお面みたいな顔は!!!!
あまりに恥ずかしくて電車に乗れないと思い、すぐに落としていつも通りのすっぴんで学校に行きました。
あまりに化粧っ気がないので、見かねたコスプレイヤーの友人が持っているメイク道具をギリギリまで使ってメイクをしてくれたのですが、それでも重たい一重やボサボサ眉毛はどうすることもできず、本田さんとは似ても似つかない着ただけコスプレが完成しました。
その時はまあ、教室にも廊下にも鏡はありませんでしたし、友人たちはただひたすらに褒めてくれたので大満足だったんですが…集合写真とかやっぱり撮るじゃないですか…あまりにこう…黒歴史で…なかったことにしたい……クラスメイトのみんな記憶から消しておいてくれよろしくな!!!!!!
変身願望が叶った瞬間
学園祭の後、コスプレをやりたい気持ちはもうスンッと失せていました。
というのも、思ったほどかっこよくなれなかったし、自分は自分だと知ってしまったんです。
結局その後1年以上大学受験のために勉強していて、コスプレからは遠ざかっていました。
しかし、「合格した!」と幼馴染たちに連絡した途端、これまたトントン拍子にオリジナルのコスプレ予定がたったんです。
彼女たちは全員コスプレイヤーでした……オタクの布教力ヤバい。
そのときは初コスとは違い、念入りな準備を行いました。
衣装の調達、ウィッグカット、友人によるメイク講座……。
メイクに関してはその当時もまだ全く基礎も知らない状態だったので、「コスプレメイクで生まれて初めてフルメイクをした!」という状態でした。
リキッドアイライナーなんて初めて使ったし、自分の目が大きくなるなんて知りませんでした。
ウィッグを被って鏡を見ると、そこには別人がいました。
まだまだ素人の付け焼き刃なメイクでしたが、私にとっては奇跡だったんです。
圧倒的に二次元!私の能面のようなのっぺりした顔がイケメンに近づいた!
その時の感動が今も残っているからこそ、私はコスプレメイクを楽しめているのかもしれません。
コスプレに挑戦して損は無い
さて、私のコスプレへの憧れから初コス、変身できた時の感動までずーっと見て頂きました。
これらの経験を踏まえた上で私が言いたいことは、コスプレに挑戦して損は無いということです。
なぜなら、今私は全く後悔をしていないから!!!ソースは私、ってやつです。
確かに初コスは黒歴史でした。でも、その経験がなかったら幼馴染たちに誘われた時にコスプレに挑戦していなかったと思うんです。
チャンスは飛びついてなんぼ。「今だ!」と思った瞬間にやりましょう!
じゃないとずっと諦めてしまったことへの後悔だけが残ります。
それでも勇気が出ない人へ
ここまで読んでもまだ勇気が出ない人は、是非一度、ちょっとだけでいいので、コスプレに関して調べてみてください。
そこには生き生きと活動するコスプレイヤーたちの姿があるはず。
もし「何から見たらいいかわからない」という方は、こちらの記事を読んでみてください。
私が初心者コスプレイヤーさんたち向けに交流会を主催した際のお話です。
参加者の皆さんの楽しげな姿に、きっと未来のあなたの姿を見ることが出来るはず!
コスプレに関して知りたいことがありましたら、こんな記事も過去に書いています。
気になる記事をちょっと覗いてみるだけでもいいんです。
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