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【映画】『ゴッズ・オウン・カントリー』に感じるリアリティ

どうも!最近めちゃめちゃ映画を見まくってます、綴喜明日香です。

 

昨日実は『翔んで埼玉』をみた後、『ゴッズ・オウン・カントリー』という映画をみてきました。

今回は『翔んで埼玉』とはまた真逆な雰囲気のこの映画の感想を書いてみたいと思います。

 

『ゴッズ・オウン・カントリー』公式サイト

finefilms.co.jp

 

 

きっかけ

友人の誘いです。彼女は高校生の頃から仲良くしてくれている貴重な友達であり、私の中でとっても大事な友人の1人です。

そんな彼女、映画が大好き!今回の『ゴッズ・オウン・カントリー』も一度見てハマったらしく、「ぜひ見てほしい!」と誘われました。

雰囲気は『君の名前で僕を呼んで』と似ているということだったので、ワクワクしながら見に行きました。

 

ちなみに、『君の名前で僕を呼んで』の感想はこちら。

 

www.asukatuduki.work

 

あらすじ

舞台はイギリスのヨークシャー。ジョニーは祖母と病気の父の代わりに大黒柱として一家で経営する牧場を切り盛りしていました。大学へ行けないやるせなさ、独りで働く孤独な気持ちを酒に溺れることと、行きずりの男同志の性行為で誤魔化す日々…。

そんな牧場に手伝いとして期間限定でルーマニアからゲオルゲという青年がやってきます。

初めはつっけんどんで乱暴なジョニーに辟易するゲオルゲでしたが、次第に二人の距離は縮まっていきます。

 

見どころ

リアルな生活

広々とした牧場。自然。のびのびと暮らす家畜たち。

その一方、汚い牛舎。古びた小さな家。素朴な食事。

半身不随な父親を介護する祖母と、口だけは達者な父親に辟易しながら仕事をこなすジョニー。

夢のような素晴らしい田舎の風景……ではなく、貧しいリアルな人々の生活があります。

 

ジョニーの生き方

牛のオークション開場で見つけた男と行きずりのセックスをしてみたり、夜はバーで飲みまくってはべろんべろんになって家で吐いたり、休暇で戻ってきた大学へ通うガールフレンドに毒づいたり。行き場のない自分のやるせなさを吐き出せずに腐っていく1人の若者の姿がそこにあります。

途中までは「なんて言うクズだ」と思っていましたが、彼の絶望を感じてからは「憐憫」で胸がいっぱいになりました。

 

ゲオルゲの登場

牧場に関する知識が豊富なゲオルゲ。かつては自分も牧場を持っていたんだとジョニーに打ち明けます。

彼に待ち受けるのは田舎ならではの人種差別。ジョニーから受ける暴言。

そんな中、一生懸命働くかれのひたむきな姿と人間性に惹かれます。

 

愛情表現

ジョニーは子供のまま大人にならざるを得なかった青年らしく、愛情表現の仕方を知りません。セックスがそれだと思っているふしがあります。

しかし、ゲオルゲは感情を手にのせます。

頬に触れ、肩に触れ、指先に触れ……。愛おしさと、「となりについているぞ」という安心感を与えます。

彼の深い愛情があってこそ、ジョニーの心は溶けていったのだと思います。

 

退廃していくリアリティ

錆びれていく牧場。どこかうらびれた街の様子。人種差別が横行する田舎っぽい思想の反映。老々介護。だんだんと動かなくなる父親の身体。

もうすべてがうちの田舎に被りすぎてしんどかったです。

うちの田舎は米農家。いずれは私が継ぐことになっています。近所に住むのはご老人ばかり。管理のできなくなった畑や田んぼはつぶされて空き地となり、山は竹が伸び放題で人も入れない状況。数年前に祖父が亡くなったときには祖母がしばらく介護しており、まさに老々介護の状態。家の父はジョニーと違って既に立派な大人でしたし、結婚して私たち子供もいたため、1人で抱え込まずにすみましたが、ダブる部分が多すぎて胸が苦しくなりました。

 

まとめ

ふかーーーーい映画でした。

 

君の名前で僕を呼んで』よりも心情描写が難しく、登場人物の動きから読み取る感じが難しいな……と。

『翔んで埼玉』からだったので、テンションがジェットコースターだったのもあるかもしれませんね!

リアルな恋愛ものが好きで、それこそ暗い部分も全て受け止められるという人には向いているかもしれません。

 

 

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