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【映画】『ヲタクに恋は難しい』を過激派原作ファンがみてきた

どうも!好きなことを好きなだけやっているコスプレイヤー、綴喜明日香です!

 

みなさんご存じですか『ヲタクに恋は難しい』!

元々はpixivコミックだったんですが、たちまち人気になり、書籍化した作品です。

私原作がめちゃくちゃ好きで、さらに曲がりなりにも大学時代、舞台・映像専攻だったので、せっかくだから見に行こう~と思って見てきちゃいました!

wotakoi-movie.com

 

感想をつらつらと述べていきたいと思います。

が、超否定的なのでめちゃくちゃ注意してください!!

 

 

 

ヲタクに恋は難しい』とは……

隠れ腐女子の桃瀬成海は、とある会社に事務として転職。そうしたらそこでは、幼なじみのゲームヲタク二藤宏嵩が働いていた……!

久しぶりに会って飲み屋で意気投合。ヲタクトークをする2人。ひょんなことからお付き合いすることに……。

成海の同僚、小柳花子(コスプレイヤー)と宏嵩の先輩、樺倉太郎(アニメヲタク)カップルも仲間入りして、ヲタクたちの日常ラブコメが展開していく……。

 

感想

原作ファンは観ない方がいい

 

圧倒的にこれです本当にごめんなさい無理でした私にはハードルが高いんじゃあぁぁぁぁ!!

 

ネタバレなし

いいところ

高畑充希ちゃんめちゃくちゃ歌が上手い

・ミュージカル音楽クオリティ高い

 

高畑充希ちゃんといえば、舞台でも活躍中の大人気女優!ミュージカル、ピーターパンの主演も果たしたことがあるんですよ!歌もバリバリ上手くて可愛くて、私の大好きな女優さんです。

今作はそんな充希ちゃんがたくさん歌います!!映画館の音響で聴く美声!素晴らしい……!!!

ダンスまで踊っちゃって……充希ちゃんファン大歓喜ですよこれは。

 

音楽のクオリティも高いです!監督が「ヲタク作品だから、作曲もアニメのプロに任せたい」とこだわっただけあって、アニヲタが好きな曲調が散りばめられていました。すき。

 

わるいところ

・ストーリーが全然違う

・突然のミュージカルが浮いている

・ターゲット層が謎

 

原作ファンの私がダメージをくらったのは、この「ストーリーが全然違う」ところ……。

原作がまだ完結していないので、まとめ方に苦労したんだろうな~とは思いつつ、人間関係まで違ってくるのはどうなの…??

 

ミュージカル映画って突然歌い出すから苦手~」っていう人よく居ますよね。私割と平気で、ディズニーとか大好きなんですけど、この作品、ガチで突然歌い出します。

え!!??ここで!!???

ってとこで歌い出します。

だから見てる方がめっちゃ恥ずかしいーー!!!!!!充希ちゃんは上手いからなんとなくこう世界観に入っていけるんですけど、あとの人達ー!!!取ってつけたような歌の挿入!!やめて、たのむ、やめてくれ……。

 

ターゲット層についてはガチで謎です。

まず、ヲタク用語がめちゃめちゃ出てくるんですよ。キター!とか、ドチャシコ!とか。ヲタクじゃない人は多分意味わからないですここらへん。だから、多分ヲタクがターゲットなんだろうなぁと。

でも、原作とはストーリー全然違うんですよ。つまり、原作ファンからの抵抗は絶対あるわけで。

てことは?原作ファンじゃないヲタク向け……?いやピンポイントすぎでは???謎。

 

 

ネタバレあり

ここからはネタバレありでいいところ悪いところ行きます。

 

いいところ

・アニメ作品がいっぱい出てくる

・即売会描写がリアルでウケる

 

成海の部屋に『文豪ストレイドッグス』のポスターがあったり、成美が『あんさんぶるスターズ』のパンフレット開いていたり、花子が『刀剣乱舞』の燭台切光忠のコスプレをしていたり、色々なアニメ作品が登場するので、ヲタク的には「あれでてきたー!」ってちょっとテンション上がります。

 

即売会に関してはあるあるが多かったのと、個人的に風邪ネタ本がめちゃくちゃ好きなので、成海大先生が風邪ネタ本描いてることにめちゃくちゃ感動しました新刊ください。

 

わるいところ

佐藤二朗ムロツヨシのダダ滑り

・オリジナルキャラクターが出張りまくる

・樺倉さんはこんなんじゃない

コスプレイヤーにツッコミどころがありすぎる

 

福田監督と言えば、佐藤二朗ムロツヨシなんですよ。仲良しなのか大好きなのか……『銀魂』にも出てきましたし。

冒頭の10分ほど、成海の上司としてムロツヨシがプロジェクトのコンセプト説明をしているんですが、ここが初っ端から耐久レース。

なんかひたすら笑かそうとしてるんですけど、全然面白くない……独特の話し方をしてるだけ……。

あと私、男の人の大声ってすごく苦手なんですけど、突然大声出すのでビクッとするんです……辛かった……。

ムロツヨシは歌の合間合間にネタ挟んでくるんですけど、それいる??って感じで。いやカットでよくないか?と。

 

オリジナルキャラクターとは、宏嵩の同僚の坂本真司という男性キャラのことなんですけど、アイドルヲタクという設定の彼、佐藤二朗ムロツヨシレベルでキャラがめちゃくちゃ濃い!原作キャラを食うレベルで濃い!!

見どころ持って言っちゃダメでしょあんたオリキャラじゃん!?って原作厨は思ってしまうのですよ……モブが出張ったらそれはモブではないのじゃよ……。

 

樺倉太郎、私も大好きなキャラです。強面だから怖がられやすいけど、実はとっても優しくて、隠れヲタクで、彼女の花子のことをツンケンしながらも大好き……という彼。

だがしかし。今作では単純に「なんか怖い人」って感じです。

一瞬だけ成海に情けない姿を見せるシーンがあるんですが、あとはほんとツンケンしたヤバいやつ。

成海との出会いのシーンが特に地雷でした…。いきなりデスクに書類叩きつけたり、「足引っ張るんじゃねぇぞ?」ってガン飛ばしたり。どこのパワハラ上司だよ!ブラックかよ!

 

コスプレイヤーに関してはほんと、全部言わせてくださいお願いします。順番に行きます。

成海の友達が居酒屋でコスプレしてて、「イベントでコスのまま居酒屋入れるんだ~」って設定でほっとしたけど、ヲタクじゃない人達に囲まれた中でキャラになりきってセリフ言うの本当にやめてほしいイタイイタイイタイイタイ!!

「完成度高い~」って成海さん言ってますけどウィッグにメイク負けてて顔が薄く沈んじゃってますから!私にメイクさせてくれ頼む

花子の燭台切光忠に関してはポテンシャル殺さないで頼むー!!ウィッグー!!光忠さんはつむじが2つあるんじゃー!ただのイケメンちゃうんやー!!あとメイクなんですけど普通のアイメイクしても菜々緒さんなのでそこはアイシャドウは薄めでアイラインで作るかもしくは元の形を活かしてアイラインなしでお願いします眉の位置は低めでー!!!

あと菜々緒さんポージングそれグラビアです……燭台切光忠そんなにおしり突き出さないです助けて……私のライフはもうゼロよ……。

宏嵩のへし切長谷部はめちゃくちゃクオリティが高かったです。感動しました。

 

私は、どんなコスプレイヤーさんがいてもいいと思っています。

もちろん衣装を着るだけでも、メイクしなくても、なりきりをしても、ご本人が楽しければGOODです!

しかしそれは、場のTPOにのっとったものであってほしいんです…。

居酒屋で大声でキャラクターのセリフを叫んだり、キャラにあるまじきポーズをしたり…。大勢の不特定多数の人間が見るものだからこそ、きちんと作ってほしかった……!!!!!

 

まとめ

ヲタ恋ファンは見に行かない方がいいよ

(あと私をメイクの監修に入れてください(傲慢))

 

ヲタ恋しらないヲタクは「あるあるー!」ってなる所が多いかもしれないので、興味があったらみてみてください!

 

余談ですが、福田監督は『ラ・ラ・ランド』をリスペクトしたらしいんですが、個人的感想としては「ラ・ラ・ランドに謝れ!」って感じですありがとうございました!!!!!!!

 

 

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