どうも!弟大好き!ブラコン代表姉の綴喜明日香です!
私には3つ歳下の可愛い可愛い弟がいます。もう二十歳はとうに超えたのにいつまで経っても可愛い不思議…
今回は、私のように弟、妹の面倒をみながら、頑張ってきた、もしくは頑張っているお姉ちゃん達にエールを送るべく、記事を書いてみようと思います。
随筆っぽくなりますが、よければお付き合いください。
きっかけ
先日電車に乗っていた際、お母さんと10歳くらいのお姉ちゃん、5歳くらいの弟くんが乗ってきました。
並びの席が2つ空いたので、お母さんは子供二人をそこに座らせ、自分は少し離れた席に座りました。
お姉ちゃんはきちんと弟くんを座らせ、じっとしていましたが、弟くんはそわそわ。すぐにお母さんのところに行って、お母さんの隣の席の方が譲ってくださったところに座りました。
お姉ちゃんは元の席にきちんと座り、ちらりちらりとお母さんと弟の姿を確認しながら、大人しく乗っていました。
この光景を見て、私が幼かった頃を思い出し、また、このお姉ちゃんの気持ちが痛いほどわかりました。
お母さんは、私がいれば大丈夫だと思ったから弟を任せてくれた。弟はお母さんのところに行ってしまったけど、私はお母さんに迷惑をかけちゃいけない。
大丈夫。不安だけど、お母さんは見えるところにいる。居なくならない。大丈夫。
そうやって自分に言い聞かせているんですよね。十数年前に全く同じことを経験しました。
よくよく考えてみると、こういった光景って実はいろんなところで繰り広げられていて、全国のお姉ちゃんたち!君たちはとっても偉いな!昔の私ももちろん偉いな!?と思いまして、エールを送りたくなった次第です。
過去の私と弟
うちの両親は、ずっと共働きでした。
今となっては共働きは珍しくないですが、当時は同級生のうち、お母さんが働いている家は半分もなかったと記憶しています。
保育園の頃は延長ギリギリの夜7時まで預けられた後、シッターさんが迎えに来て、両親は8時過ぎにならないと帰ってこないなんてザラでした。
小学校に入っても学童保育に通い、ギリギリまで預けられた後、友達のお母さんが迎えにきて友達の家にお邪魔し、9時頃まで親が迎えに来ないような毎日でした。
学童保育期間が終わってからも、託児所のように塾に通い、ピアノに通い、水泳に通い…家にいない時間の方が長かったと記憶しています。
お金に困っていた訳ではありませんが、父も母も私たち姉弟の将来のことを考えて、一生懸命働いてくれていました。満足に大学にいけるように。やりたいことが見つかった時、迷わずその選択肢に進めるように。
そんな親の心はまだまだわからない私でしたが、「お父さんとお母さんが忙しいぶん、私がしっかり弟をみないと!」ということは子供ながらに考えていました。
「しっかりしたお姉ちゃん」
そう言われてきたお姉ちゃん達、多いんじゃないでしょうか。
迷惑をかけちゃいけない。この子は私が守らないと。
そう思った結果が、周りからの「しっかりしたお姉ちゃん」という評価に繋がります。
「しっかりしてる」という評価がプラスの意味であるということは分かりますので、「しっかりしてる=いい子」と学習してからは、より迷惑をかけないように、きちんとするようにと心がけます。
そうやってどんどん、周りの評価に縛られていくんですよね。下の子が可愛いのはもちろんですが。だからこそ憎い気持ちもあったり、たまーに八つ当たりしてしまったり。その度に、「あーしまった」と反省する。そんな毎日でした。
やってこなかった反抗期
「中学生にもなると反抗期が大変で…」なんて話、いろんなお母さん達から聞きます。
実際うちの弟もびっくりするほど荒れました。あんなにちっちゃくて可愛かったのに、いつの間にか大きくなって、壁に穴開けるなんて!!(カレンダーで隠しましたww)
ところが私、反抗期らしい反抗期がありませんでした。いろんな人の話を聞いてみるに、同じように反抗期がなかったお姉ちゃん達多いんじゃないでしょうか。
やっぱり前提は、「親に迷惑や心配をかけちゃいけない」なんですよね。
ためにため、耐えに耐え…お姉ちゃん達なんて偉いんだ…
私は従姉妹たちによく「いい子すぎるからあんた!どっかで爆発するよ!」って心配されてました。今のところ爆発してないけれど。いつか来たりするのかなぁ…
自己主張できる場所
家の中に甘えられる場所、自己主張できる場所、肯定してくれる場所がない。
そんなお姉ちゃん達もいっぱいいますよね、きっと。
何かと言うと「お姉ちゃんなんだから!」。知ってるわよそんなこと!でもやっぱりまだ私たち子供なのよ!そんなことも言えず…。
進学して友達が増えて、世界が広がると同時に、甘えられたり、ちょっとくらいワガママが言えるような友達ができたらそれはとっても幸せなことです。
でも、できない人も多いと思います。私もそんなひとりだから。
そんな私が救われたのが、ネット上のつながりです。
いろんな人がいて、いろんな考えがあって。私はネット上の繋がりに救われました。
Twitterという場で私が「こうありたい」「こうしたい」と言った時、周りの人たちは決して否定しませんでした。「そんなワガママ言わないの!」なんて言いませんでした。逆に「もっともっと好きなこと言っていいんだよ!Twitterくらい自由に使いな!」なんて言ってもらいました。
「ああ、私を出してもいいんだ。自己主張してもいいんだ。」って心底ほっとしました。
わかってくれる人がいる
今、「理不尽だなぁ」と思いつつ、一生懸命我慢している世の中のお姉ちゃん達。
わかってくれる人、認めてくれる人はきっといます。私だって、100%は無理でも、二十数年間お姉ちゃんをしてきた人間ですもの、ある程度はわかるつもりです。
自分が自由になれる場所、自由にしてくれる人を探してみてください。
家族じゃなくても大丈夫。きっと、家族のように寄り添ってくれる人もいます。
狭い世界で悩まないで、広いところに目を向けてみてください。
それこそ、私でもよかったら、いくらでもお話してください。これでも『お姉ちゃん歴』は長いですから。
1人でも多くの『我慢上手なお姉ちゃん達』が自由になれますように。そんなことを思っています。
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