どうも!好きなことを好きなだけやっているコスプレイヤー、綴喜明日香です!
最近巷で東京医大の女子原点制度について、女性差別であると話題になっています。
しかし、多くの男性は自分が差別を受けた経験がそこまでないために、女性が受けている「無意識の差別」というものを体感できない現状があるそうです。
そこで、せめて文字だけでもわかっていただけないかなぁと思い、どんなところで差別を感じるのかというところを書き出してみたいと思います。
お茶くみは女の仕事?
私が前にいた会社のことです。
OJTの先輩は、10歳上の男性の方でした。普段からとても優しく、厳しく、「男だから、女だからって態度を変えるのはおかしいと思うんだよね」という方だったので、尊敬していました。
しかし、そんな先輩がとある商談の前に、ポロリとこぼしたセリフがあります。
「正直、男に入れてもらうお茶よりも、若い女性に入れてもらうお茶の方が美味しいよね」
そのお客さんの元では、企画部に男性も女性もおりました。どなたも地位は変わらないはずですが、何故か女性社員が必ずお茶を出しに来ました。
その点に私はモヤッとしたのです。
お茶の味は同じはず。「女性に入れてほしい」というのは、「お茶くみは女性の仕事」だと思っているからでは…??
普段は本当に男女分け隔てなく接してくださる先輩故に、ガッカリしたような気持ちになりました。
介護は女の仕事?
母とともに買い物に出かけた際の話です。
偶然、小、中と同じ学校だった友人男子のお母様とばったり出くわしました。
世間話をする母と友人のお母様。そのとき私を見て、そのお母様がポロリと言いました。
「いいわねぇ、明日香ちゃんがいて。うちなんて二人とも男の子じゃない?老後のこととか心配しちゃうわ」
なんでも最近義理のお母様が寝たきりになったらしく、介護が必要になり、大分駆り出されて大変だったそうです。そこで、いざご自分がその立場になったとき、息子達が助けてくれる期待は全くしていないとか。なぜなら、「男の子だから」。
うちも昨年の3月に父方の祖母をなくしました。祖母も晩年は寝たきり状態で、母は介護のために会社を休みました。うちの場合は父も介護休暇をとりましたが、下のお世話などはほとんど全て母がしていたことを思い出しました。
つまり?私は?女の子だから、将来の介護要員…?????
母は友人のお母様と別れた後、私に言いました。
「いざとなったら女の子だからって明日香が背負うことないから。弟と相談して、施設にでも入れて。お金は貯めてあるから。」
普段から男女差別に敏感な母ならではだなぁと妙に納得しました。
女性店員はキャバクラ嬢ではない
大学生の頃、カフェでバイトをしていた時の話です。
60代くらいの男性6人組が来店されました。
普段通りにお席にお通しし、メニューの説明を簡単にし、「お決まりになりましたらお声がけ下さい。」と言って下がろうとしたところ。
「お姉ちゃんのオススメはどれ??」
まぁたまに聞かれますこれ。聞き方がちょっとイラッとしましたが、相手はご年配。人生の先輩です。店員としてきちんとお答えしなくては。
そう思って、丁寧にオススメのタルトを紹介し、下がろうとしました。しかし、お客様方はそれで終わりにしませんでした。
「お姉ちゃんはこれかぁ〜でも俺これが気になるんだよねぇ〜。これお姉ちゃんが切ってくれるの??」
この時点で背筋ゾゾっ…私が切るからなんなのか!?まぁでも実際私が切るので、はいとお答えしたところ、お客様はニンマリ。
「じゃあこのタルトで。お姉ちゃん切ってね」
私のことを「お姉ちゃん」と呼んでいいのは宇宙一可愛い私の弟だけじゃゴルァ!と叫びたいのを引っ込めて、愛想よくオーダーを受け、タルトを切りながら、ふと考えました。
あれ?私なんでこんなに不快な思いしてるんだろう??
もし私が男性だったとしましょう。あのお客さん達は同じように接してきたでしょうか?「お兄ちゃん」とはよばれたかも知れませんが、タルトを切ることまで要求されたでしょうか?あんな笑顔で。
とにかくモヤモヤしながらタルトをお持ちしましたが、その後も歳を聞かれたり、隣に座ってくれと言われたり。ここはキャバクラか??と思いながらなんとか乗り切りました。
まとめ
最後の一件に関しては「セクハラ」という別次元の話かも知れませんが、これらはほんの一例です。
いままで「女の子だから」と言われたことは数しれず。男だったらこんな苦労しなかったんじゃないかなんて経験も数しれず。
男性の皆さんも「男の子だから」と差別されたことがたくさんおありなのではないでしょうか?
こんな性別による区別、差別なんていらない。人間は人間。そんな社会にならないかなぁと思っています。
機会があったら他にもいろいろ書いてみようかと思いますが、まあボロボロあります。
これを読んでくださった男性の方に、少しでも私が感じている違和感というか、不平等感が伝わったならとっても嬉しいです。
男として、女として、ではなく、人間として、こういった区別、差別を一緒に無くしていこうと考えてくれる方が一人でも増えてくれたら幸いです。